ソニー、裏面照射型センサーで感度2倍 コンパクトデジカメ2機種 [新製品情報]

ソニーは6日、新開発の裏面照射型CMOSセンサー「Exmor R」を採用し、撮影感度を従来の2倍に高めたコンパクトデジタルカメラ2機種を9月4日から順次発売すると発表した。夜景や室内の被写体も高画質・低ノイズで撮影し、秒間10枚の高速連写も可能という。

 ソニーは2008年6月に裏面照射型CMOSセンサーの技術を発表し、これまでデジタルカメラなどへの応用開発を進めてきた。今回の第一弾に続き、カメラの特徴などに応じて採用していく予定という。

 CMOSセンサーはシリコン基板上に形成した一つひとつのフォトダイオードで光を受けて、それを電気信号に変換する。通常のCMOSセンサーは、基板の表側にある配線層に入射した光がさえぎられたり反射したりして感度を落とす原因になっていた。

 裏面照射型CMOSセンサーはシリコン基板を裏返して裏面を受光側に向けた構造で、配線層が邪魔にならないためフォトダイオードに光が届きやすい。裏面で光を受ける場合、暗電流や混色などが発生するが、フォトダイオードの構造などを最適化することで、同サイズの撮像素子を搭載した同社従来製品に比べて感度を2倍に高め、ノイズも低減したという。

dsc-wx1.jpg

「DSC-TX1」


 また、機械式のシャッターユニットを高速制御することなどにより、3648×2736ドットのフルサイズ画像で秒間10枚の高速連写を可能にした。この連写性能を応用し、「手持ち夜景」「人物ブレ軽減」の2つの撮影モードも用意した。連写した6枚の画像を重ね合わせて最適な1枚の画像を構成する仕組みで、手持ち夜景ではノイズを従来の4分の1まで低減し、人物ブレ軽減では被写体ブレを補正するという。

 このほか、カメラを横や縦方向に動かしながらシャッターを切ると、短冊状に最大100枚の画像を高速連写してパノラマ写真に自動でつなぎ合わせる「スイングパノラマ」機能、MPEG-4のファイル形式で秒間30コマ、1280×720ドットのハイビジョン映像を撮影する動画撮影機能も搭載している。

 発売する2機種はともに1/2.4型で有効1020万画素の裏面照射型CMOSセンサーを搭載する。「DSC-WX1」は自社開発した広角24ミリ(35ミリフィルム換算)からの光学5倍レンズ、2.7型の液晶モニター(約23万ドット)を搭載し、予想実勢価格は4万円前後。

 「DSC-TX1」は厚さ16.5ミリの薄型タイプで、光学4倍レンズ、3型液晶(約23万ドット)を搭載する。液晶はタッチパネル式で、被写体にタッチしてピントを合わせるタッチ操作のほか、指をすべらせて画像を送るなどのなぞる操作にも対応する。予想実勢価格は4万3000円前後。
dsc-tx1.jpg


http://it.nikkei.co.jp/pc/news/index.aspx?n=MMITdp000006082009


2009-08-07 06:26  nice!(0)  コメント(1)  トラックバック(0) 

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ぬこメン

これで稼いでソープ行ってる俺は勝ち組(笑)
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by ぬこメン (2009-08-07 08:25) 

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